退職前の手続き
退職前に有給消化するときの注意点
退職前の有給休暇消化は、思っているよりも調整が必要なことがあります。残日数の確認から引き継ぎとの調整、ボーナスとの関係まで、退職前に押さえておきたいポイントを整理しました。
まず有給残日数を確認する
退職前にやっておきたいことの中でも、有給休暇の残日数の確認は優先度が高い項目です。会社の勤怠システムや給与明細で確認できる場合が多いとされていますが、正確な日数は人事担当に確認するのが確実です。退職日を決める前に確認しておくと、消化のスケジュールを立てやすくなります。
有給休暇には、原則として取得から一定期間(一般的に2年)で時効により失効するという考え方があります。これまでに使い切れていない過去分の有給が残っている可能性もあるため、残日数を確認する際は、最新の付与分だけでなく過去分も含めた総残日数を確認しておくと安心です。手帳やメモに付与日と残日数を書き出しておくと、消化計画が立てやすくなります。
退職日と有給消化の関係
最終出社日と退職日は別になることが多い
有給休暇を使って退職する場合、実際に最後に出社する日(最終出社日)と、雇用契約上の退職日は別になることが一般的です。例えば最終出社日の後に有給休暇を消化し、その消化期間が終わった日が退職日になる、という流れになる可能性があります。
引き継ぎのスケジュールとの調整
有給消化に入る前に、業務の引き継ぎを終えておく必要があります。引き継ぎ期間が長くなる場合、有給消化に使える期間が短くなる可能性があるため、退職を申し出る時期から逆算してスケジュールを立てておくと安心です。引き継ぎ資料の作成や後任者への説明にどの程度の時間が必要かを早めに見積もっておくと、調整がしやすくなります。
自分の退職予定だと、どんな準備が必要か気になりませんか?
診断してみるボーナスとの関係に注意
ボーナス(賞与)は、会社の規定によって「支給日に在籍していること」が条件になっている場合があります。有給消化中の身分は在籍中の扱いになることが多いとされていますが、退職日とボーナス支給日の前後関係によって受け取れるかどうかが変わる可能性があります。退職日を決める際は、ボーナスの支給日も確認しておくとよいでしょう。
ボーナスの算定対象期間(査定期間)の途中で退職する場合、満額ではなく在籍期間に応じた金額になる可能性もあります。退職時期によってボーナスの扱いがどう変わるか、就業規則や人事担当への確認をおすすめします。
会社によって対応が異なる可能性
有給休暇の消化は法律上認められた権利ですが、実際の運用は会社の就業規則や引き継ぎ状況によって調整が必要になることがあります。希望する消化期間がある場合は、退職を申し出るタイミングで早めに相談しておくと、調整がしやすくなる可能性があります。繁忙期や人員体制によって、希望通りの消化が難しいと言われることもあるため、早めの相談が望ましいでしょう。
退職前にあわせて確認したいこと
有給消化の計画を立てる際は、健康保険証の返却タイミングや、貸与品の返却日についても確認しておくと、退職前後のやることが整理しやすくなります。最終出社日が早まる分、引き継ぎや私物の整理を前倒しで進める必要がある点も意識しておくとよいでしょう。
自分の退職前に確認すべきことを診断
有給消化の進め方は、退職日や引き継ぎの状況によって変わります。退職予定日と現在の状況を入力するだけで、退職前に優先して確認したいことが分かる診断ツールをご用意しています。有給消化以外の退職前タスク(離職票の依頼や貸与品の返却など)もまとめて確認できますので、気になる方は下のボタンから診断をお試しください。